プチ雑学~ その3
イタリアンデザインの70年代の動向は、大きく分けると二つの流れに向かっていたといえます。
一つは60年代の黄金期に確立された合理的機能主義デザインに真向から対立する、反デザインとでも呼べる流れであり、もう一つは対人間におけるあり方の再検討を行ったマンマシーンデザインの流れです。
前者の代表はエットーレ・ソットサスです。
彼は人間とモノとの断絶を主張し、70年代後半に「灰色のコンテナ」や「空洞の家」を想定した。
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イタリアンデザインの70年代の動向は、大きく分けると二つの流れに向かっていたといえます。
一つは60年代の黄金期に確立された合理的機能主義デザインに真向から対立する、反デザインとでも呼べる流れであり、もう一つは対人間におけるあり方の再検討を行ったマンマシーンデザインの流れです。
前者の代表はエットーレ・ソットサスです。
彼は人間とモノとの断絶を主張し、70年代後半に「灰色のコンテナ」や「空洞の家」を想定した。
ラディカルデザインと呼ばれる思想は、60年代後半からの全世界にわたる社会体制そのものに対する批判の渦の中から生まれたラディカリズムが、建築やデザインの領域に侵入したものです。
よって、ユートピアを否定し、体制の崩壊を目指すことによって政治機構や社会構造の革新化をはかろうとするラディカルデザインは、表現としての形態的な意味だけでのラディカルではなく、根本的には思想的な意味におけるラディカルであったと言えるでしょう。
ソットサスの「灰色のコンテナ」は暖かみの全然感じられない灰色のプラスティックコンテナに、タンスや本棚やベッドやイス、あるいはガスレンジや冷蔵庫、シャワー室等が収納され、それが延々と非人間的な環境を作り出しています。